インプラントを検討されている患者さんからよく「多くの歯が抜けてしまっている状態でインプラントはできるのか?」というご相談を受けることがありますが、インプラント治療はは歯が一本もなくても治療することが可能です。
今回は歯が抜け落ちている場合のインプラント治療についてのお話です。
様々な口腔内の環境に対応できるインプラント治療
インプラントは一本の欠損歯から複数本の欠損歯まで治療を行うことができます。
一本欠損の場合
一本の欠損の場合はその部分の歯根部にインプラントを一本埋め込み治療することができます。
複数欠損の場合
複数の奥歯が欠損してしまっている場合は以前は部分入れ歯になっていましたが、現在ではインプラントを複数本埋め込むことでインプラント同士を連結し固定式のブリッジにより治療することができます。
インプラントはかなり多くの歯が抜けている場合でも、食べ物を噛むときの咬合圧の負担が軽くなるのが特徴です。
歯が全くない場合
歯がすべて抜けてしまっている場合は従来であれば総入れ歯となっていましたが、あごにインプラントを埋め込むために十分な骨があればインプラント治療が可能となります。
大人の歯は上下それぞれ14本ずつあり、歯がすべて抜け落ちている方は28本のインプラントが必要となりそうですが、このような場合には上下に必要となる箇所にインプラントを埋め込みブリッジで支えて治療するボーンアンカードブリッジという方法で治療することができます。
もしインプラント治療ができるだけのあごの骨がない場合には?
このような場合にはインプラントと磁性アタッチメントにより装着する入れ歯を併用することで安定した義歯にすることができます。
まとめ
インプラントの治療は現在欠損している本数や口腔内の状態により大きく変わりますので、インプラントをご検討されている方は歯科医師による手術前の検査、診断を行い、正しい治療計画を立ててからという流れになります。
インプラントへのご相談やお問い合わせなどは是非お気軽に岡田歯科医院へご連絡してください。あなたにぴったりの治療計画をご提案させていただきます。