インプラントは欠損してしまった歯の場所に人工歯根を使って治療する乳歯、永久歯の後の第三の歯とも呼ばれ、口腔内の環境が良ければ半永久的にもつ治療法です。
ここでポイントなのが口腔内の環境が良ければというところです。そこで今回はインプラント治療後のメンテナンスや管理方法についてお話したいと思います。
インプラントのメンテナンスと管理について
インプランは半永久的と言われていますが、実はインプラントを抜かなければならないこともあります。それは歯肉の炎症などによりインプラントの歯根を支える骨に異常が発生した場合などです。
インプラント自体はチタン製で腐食しにくくもちろん虫歯なることはないのですが、その周りの骨や歯肉については人間の口腔内なのでやはり状況により口腔内環境も悪くもなってしまいます。
インプラントにしたからといっても普段の口腔内ケアはとっても重要ということになります。
インプラントを長持ちさせるためには?
インプラントを長持ちさせるために大切なのはずばりプラークコントロールです。プラークコントロールが上手にできていないことによりインプラント歯周炎という歯周病に似た炎症を起こしてしまうことがあるのです。
しっかりと毎日のブラッシングによりプラークコントールできるようにすることが大切です。
インプラント天然歯と違い根本が細くなっており、どうしても隙間ができてしまいます。普段利用しているブラッシング器具とは別に専用の補助器具を併用したりしてケアしていく必要があります。
また、インプラントの歯の部分は使用年を重ねることですり減ったり削れたりしてしまうことがあります。これら自体は簡単に治療ができますが、放っておいて使い続けることで骨との結合が悪くなり抜けてしまうこともあるので注意が必要です。
定期的な健診は重要です
インプラントは治療したら永久的に大丈夫という訳にはいきません。半永久的にもたすためには上記のように日々のメンテナンスとあとは定期的な健診が重要です。
治療後は歯科医師に従い定期的に健診を受けてください。インプラントの状態が落ち着いてきたら最低でも年に2回、できれば3回の定期検診をおすすめします。
歯科医師はインプラントの状態、噛み合わせ、骨の状態や密度の変化を調べ、何か変化があれば早期に解決する治療を行います。また、衛生士がクリーニングすることで日々のブラッシングできてないところもしっかりとカバーしてもらうことができます。
このように日々のメンテナンスと定期的な健診を面倒くさいと思わず「これをやっていると半永久的にインプラントはもつ」と考えると良いでしょう。
まとめ
インプラントは自分の歯が復活したかのように違和感なく日々を送ることができるようになりますが、費用や治療時間はそれなりにかかります。せっかく頑張ってインプラントにしたのに抜け落ちてしまったり、再治療しなくなったとなるとがっかりですよね。
せっかく頑張ったインプラントを長持ちさせる、半永久的に使い続けるために日々のケアやメンテナンスには十分気を使うようにしましょう!
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