患者さんからの疑問や質問はだいたい同じような内容が多く、みなさん同じことで悩まれていることがよくわかります。その中でも意外と多いお悩みだと感じるのは歯並びについてです。ということで、今回は「歯並び」についてお話したいと思います。
歯並びや噛み合わせの悪さにより起こる症状とは
とある患者さんから「年々顔の形が変わってきているような気がする」とのお悩みを伺ったことがあります。これはすべてのケースに当てはまることではないのですが、歯並びや噛み合わせにより顔の形が徐々に変形していくということはあります。
これはあごの発育が阻害され、あごの形がゆがむことから起こります。
子供のころは気にならなくても大人になるにつれて噛み合わせが悪くなり徐々に顔の変形につながっていくことがあるのです。
なぜ噛み合わせの悪さが顔の変形につながる?
噛み合わせの悪さは「顎関節症」や「あごの変形」などの症状ににつながりやすくなります。
このような症状により、かばうように食べたり、片方で噛み続けたりすることにより顔の変形につながってしまうのです。
右ばかりで噛んでいると、あごが右後ろの上に曲がってしまい、唇も右よりになり、右に詰まったように顔の形が変形していってしまうのです。
噛み合わせの悪さから出る体への症状
噛み合わせの悪さから起こるのは実は顔の変形だけではないのです。
片方だけで噛み続けることにより筋肉がかたよってついてしまいます。これによりゆがみが生じ体全体のバランスがわるくなり、頭痛、肩こり、腰痛などを引き起こす可能性があります。
またこれは歯並びだけではないのですが、歯が美しくないと笑った時に歯を見られることが恥ずかしいと感じてしまい、思いっきり笑うことができなくなるということにつながります。
結果実感できないストレスが溜まり体調や性格にまで悪影響を与えるということにもつながりかねないのです。
まとめ
歯並びの悪さにより出てくる症状は急に感じることはありません。歯並びの悪さにより子供のころから癖ついた結果徐々に症状として現れるのです。
もし「顔の変形が気になってきた」「言われてみれば片方で噛んでいて腰痛を持っている」など思い当たる方は歯並びの状態を見て的確な治療プランをご提案させていただきますので一度お気軽にご相談ください。