よく患者さんはどの歯かは分からないけど奥歯が痛いという症状を口にされます。
どの歯が痛むのか患者さん自身が正確にわからないということは珍しくありません。
特に奥歯の場合は痛い歯の隣の歯が原因であったり場合によっては上下の区別がつきにくいこともあります。
これは顔面の知覚や運動をつかさどる三叉神経が関わっています。三叉神経は頭の左右にありその名の通りそれぞれ3本に別れています。
上から眼神経上顎神経下顎神経と別れており、上顎神経は上の歯下顎神経は下の歯の痛みを脳に伝えます。
脳が痛みの信号を正確に読み取れず隣の歯や噛み合わせの歯が痛いと勘違いしてしまうのです。
大体3本から5本の範囲で勘違いが起こると言われています。
いずれにしても歯が痛いなど異常が見られたら早めに受信することをおすすめします👍
藤田